Lalaiimono

ララいいもの

菓子工房mike|甘酒たると

  • # グルメ
  • # スイーツ
  • # 飲料
  • 写真:菓子工房mike|甘酒たると
  • 写真:菓子工房mike|甘酒たると
  • 写真:菓子工房mike|甘酒たると
  • 写真:菓子工房mike|甘酒たると
  • 写真:菓子工房mike|甘酒たると
  • 写真:菓子工房mike|甘酒たると
  • 写真:菓子工房mike|甘酒たると
  • 写真:菓子工房mike|甘酒たると

酒都・西条が生んだ子どもも喜ぶ、甘酒たると

日本3大酒処・西条を代表する焼き菓子『酒蔵通りの甘酒たると』。日本酒と2種類の甘酒を生地に練り込み、低温でじっくり焼き上げたタルトは、しっかりと柔らかくやさしい甘さと芳醇な香りが特徴です。

アルコール分0%。 やさしい甘さと芳醇な香り

アルコール分0%。 やさしい甘さと芳醇な香り

日本3大酒処の一つである東広島市・西条。特産品の日本酒をスイーツで楽しめるのが、菓子工房mikeの「酒蔵通りの甘酒たると」です。おちょこに見立てたタルト生地に、東広島の素材を詰め込んだタルトは、地元を代表するお土産として10年以上愛され続けています。米粉を使った生地に日本酒と2種類の甘酒を練りこみ、低温でじっくり焼いたタルトはしっとりと柔らかく、やさしい甘さと甘酒の芳醇な香りが特徴。アルコール分は0%なので、お子様やお酒が苦手な人でも安心して食べられると人気です。

なまこ壁をデザインしたパッケージからも酒都・西条らしさが感じられ、平成26年度、地域企業の優れた逸品を市が選定する「東広島発!ものづくり逸品」に認定されています。「甘酒たると」の生みの親は、西条町御薗宇で菓子工房mikeを営む三宅崇さん。広島や大阪の人気洋菓子店で修行をし、国家資格である洋菓子製造一級技能士も取得。2008年にはジャパンケーキショーで一般マジパン部門銀賞を受賞、2009年に店をオープンしました。修業期間中にはフランスに派遣される研修生にも抜擢され、現地の菓子工房やチョコレート学校を訪問。そこでの経験から、添加物は極力使用せず、地元の食材を生かした、安心安全なお菓子を提供しています。

酒都・西条のお酒を使った 土産作りに挑戦

酒都・西条のお酒を使った 土産作りに挑戦

福山市出身の三宅さんが東広島市での出店を決めたのは、お子さんの子育て環境を重視したから。知り合いもいない土地で、開業した当初からいつか西条の素材を生かしたお菓子を作りたいという思いを持っていました。「自分たちが働き暮らす街に、自分ができることで貢献したいという気持ちは常にありましたから。オープンから2年が経ち、知り合いも増えて、街に馴染んできたその時『西条土産になるお菓子を作ってほしい』とご依頼をいただき、今なら作れる気がしてお役に立てるならと引き受けました」と三宅さんは振り返ります。

「西条の特産品である日本酒を使う」「老若男女が食べられるようアルコールフリーにする」これは新しいお菓子の必須条件でした。店の人気商品であるタルトに、酒粕など東広島の食材を使うことを思いついた三宅さん。理想とする味を求めて6つの蔵から酒粕や日本酒を取り寄せ組み合わせを考えるなど、試行錯誤の日々を過ごします。日本酒の香りや風味、うま味を残しながらもアルコール分は0%、このバランスをとるのに苦労をしたといいます。

お酒と2種類の甘酒で 風味を豊かに

お酒と2種類の甘酒で 風味を豊かに

『甘酒たると』には2種類の甘酒が入っています。一つは酒粕から作る甘酒、もう一つは米麴から作る甘酒です。「酒粕の甘酒は風味が良いけど、うま味や甘みが少なく癖も強い。米麴の甘酒はうま味もあり自然なやさしい甘みが抜群だけど、お酒の風味は少ない。この配合が決まるまで約3カ月かかりました」と三宅さん。中でも一番苦労したのが、米麴から作っている甘酒を手に入れることでした。今でこそ多くの酒蔵が出している甘酒ですが、当時は日本酒になる前段階の甘酒を手掛ける蔵は無かったそう。

「当初は白牡丹酒造から原材料を分けてもらい、甘酒作りから始めなければなりませんでした。今は白牡丹さんが出している甘酒が使えて助かっています」と笑います。「賀茂鶴酒造の酒粕で作る甘酒、白牡丹酒造の米麹で作る甘酒とそろいましたが、まだひと味足りなくて。2つの甘酒をつなぎまとめてくれる存在として、やわらかな飲み口でキレが良い賀茂泉酒造の『緑泉』を入れることにしました。それによりお酒の香りが立ち、風味とうま味がぐっと増しました」。タルト生地の中にも東広島産のうるち米「恋の予感」の米粉や世羅産の卵を使用。こうして三宅さん会心の逸品が誕生したのです。

思いを大切に、 お菓子を届けていく

思いを大切に、 お菓子を届けていく

発売から10年が過ぎ、『甘酒たると』は年間2万個を売り上げる人気商品になりました。東広島市のふるさと納税の返礼品にも選ばれ、「東広島の顔」としての役割も果たしています。それでもまだ、『甘酒たると』が買える場所は限られています。それは販売してくれる人との関係性を三宅さんが大切にしているから。「『甘酒たると』を販売していただくうえで、自分たちのお菓子への思いをきちんと汲み取ってもらえるかどうかはとても大事だと思っています。商品に込めた思いを大切にしながら、お菓子を届けていきたいです」と三宅さん。

2019年には、酒蔵通りにチョコレート専門店をオープン。西条酒8つの蔵のお酒が入ったチョコレートなど、ここでも地元の食材を生かしたお菓子作りをしています。「子どもたちを育ててくれた街だから、いつまでも活気ある街でいて欲しい。恩返しのためにも得意なお菓子作りを通じて街を元気にしたいですね」。

菓子工房mike:広島県東広島市西条町御薗宇6035 コンチェルト 御薗宇 1F

購入は福屋オンラインストアから アイコン:買い物カート

購入