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ララいいもの
イトク食品┃クラフトジンジャーコーラ
- # 飲料
生姜の力を引き出した 尾道発、体を温めるクラフトコーラ
生姜の専門店として、尾道市でさまざまな生姜商品を生み出しているイトク食品。 蒸し生姜と生の生姜、2種類の生姜をブレンドした生姜専門店ならではのクラフトコーラは、瀬戸内・岩城島のレモンと、シナモン、クローブ、カルダモンなどのスパイスを合わせて作られます。蒸し生姜に含まれる成分・ショウガオールが、体を芯から温めてくれます。
生姜で日本中を元気に！ 昆布問屋から生姜専門店へ
尾道市のイトク食品は、1956年に昆布問屋として創業しました。昆布を中心に海産物の加工業務を行っていましたが、1982年に転機が訪れます。先代の社長が大手医薬品メーカーから依頼され、生姜湯を作ったことをきっかけに、生姜を使った商品の開発・生産・販売に力を入れるようになります。パウダー、シロップ、佃煮、ご飯の素……多種多様な商品を開発し、“イトク食品といえば生姜”と言われるまでに成長。2017年からは海産物の加工業務をやめて、生姜に専念することにしました。「生姜は多くの漢方薬の原料になっています。薬膳のように普段の食卓に取り入れることが、未病や健康の維持につながるはず。生姜で日本中を元気にしたい」と二代目の小倉一洋社長。
薬膳の知識を商品の開発に役立てようと、薬膳アドバイザーの資格も取得しました。イトク食品の商品の多くに使われているのが、乾姜（かんきょう）と呼ばれ、中国漢方では体を温める生薬として重宝されている蒸し生姜。「生の生姜に多く含まれるジンゲロールという成分は、加熱することで一部がショウガオールという成分に変化します。このショウガオールが体を芯から温めてくれる。当社が作る蒸し生姜は生の生姜と比べて、ショウガオールの含有量が33倍に増えています」。
蒸し生姜と生の生姜をブレンド 生姜感あふれるコーラが完成
ここ数年、ブームになっているクラフトコーラ。明確な定義はありませんが、スパイスやフルーツなどの食材を煮詰めて作る手作りのコーラのことで、素材や製法など作り手の個性が光ります。2022年4月、イトク食品から『クラフトジンジャーコーラ』が発売されました。蒸し生姜と生の生姜、2種類の生姜をブレンドしたクラフトコーラです。企画が立ち上がったのは、2021年秋。「昨今のクラフトコーラブームに乗れば、蒸し生姜の素晴らしさをたくさんの人に体感してもらえるのではないか」と社内の会議で案が出ると、すぐに会社一丸となって商品の開発に取りかかりました。
蒸し生姜と生の生姜の割合、スパイスの配合、果汁を入れるタイミングなどを微妙に変えながら、何度も試作を重ねた結果、生姜の味と香りが活きた生姜専門店ならではのコーラが完成。より多くの人に商品を知ってもらうため、2022年1月にはクラウドファンディングにも挑戦しました。無事に目標額を達成し、『クラフトジンジャーコーラ』が発売されると、「生姜のプロが本気で作ったクラフトコーラ」として一躍注目を浴びます。
スッキリなのに体ぽかぽか 驚きの蒸し生姜パワー！
『クラフトジンジャーコーラ』の主役は、高知県から仕入れる「土佐一生姜」という品種の生姜です。蒸した後に長時間かけて低温乾燥した蒸し生姜と、生の生姜の搾り汁、2種類の生姜を長年の経験から編み出した黄金比率でブレンド。甘くまろやかな香りと重厚感ある辛味が特徴の蒸し生姜と、爽やかでシャープな香りの生の生姜が絶妙なバランスで調和しています。砂糖は甜菜から作られているビートグラニュー糖、スパイスはシナモン、クローブ、カルダモン、バニラビーンズを使用。瀬戸内・岩城島のグリーンレモンは、生の外皮と乾燥した外皮、レモン果汁の3種類を使うことで、スッキリとした喉越しと爽やかな味わいに仕上げました。原液シロップで販売されているため、炭酸水、お湯、紅茶、赤ワインなど、割るものによって多彩な楽しみ方ができるのも魅力です。
実際に飲んだ人からは、「生姜感強めでスッキリ」「体がぽかぽかと温かくなった」など生姜の存在感に驚く声が続出。また、今回の発掘のきっかけとなった「びっくりするぐらい美味しかった、炭酸で割って飲んでいるのに体が温かくなる、こんな経験初めてでした」とのお声に、体が温かくなるのは、蒸し生姜に含まれるショウガオールの量が多いから。これこそがイトク食品が誇る蒸し生姜の力です！」と小倉社長は目を輝かせます。
自分好みにアレンジを楽しめる ジンジャーシロップ＆チャイ
クラフトシリーズは『クラフトジンジャーコーラ』のほか、『クラフトジンジャーシロップ』と『クラフトジンジャーチャイ』を展開しています。『クラフトジンジャーシロップ』は、生姜をメインに、レモンとビートグラニュー糖を煮詰めて作ったコクのあるジンジャーシロップ。炭酸水に入れてジンジャーエール、紅茶に入れてジンジャーティー、唐揚げの下味としても使うことができます。『クラフトジンジャーチャイ』は、紅茶の茶葉にシナモン、カルダモン、クローブ、生姜、ビートグラニュー糖を加えて煮出したもの。牛乳で割ると本場インドさながらの濃厚なチャイが完成。豆乳やルイボスティーで割ったり、パンケーキにかけるのもおすすめです。
クラフトシリーズの人気により、生活の中に蒸し生姜を取り入れる人が増えました。これは、「生姜で日本中を元気にしたい」という目標に向けて、イトク食品が着実に一歩ずつ前進しているということ。「低体温は万病のもとという言葉がありますが、日本人は平熱が35℃台と低い人が多い。これからも蒸し生姜を使った商品作りに力を注ぎ、皆さんの平熱体温を少しでも上げていきたいです。」と小倉社長。生姜で体温に革命を！ イトク食品の挑戦は未来へと続きます。
イトク食品株式会社：広島県尾道市木ノ庄町木門田４９１
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