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IB BREWING┃クラフトビール

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  • 写真:IB BREWING┃クラフトビール
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人との“繋がり”から生まれた若き移住者がつくるクラフトビール

広島県呉市安浦町の市原地区。山あいの静かな集落でクラフトビールを醸造するIB BREWINGは、世界を旅しビールに魅せられた若者2人が営むマイクロブルワリーです。自らの求める味を妥協することなく追求したビールは、豊かな香りと深い味わいが特徴です。

個性豊かなクラフトビールを 飲み比べる楽しみも

個性豊かなクラフトビールを 飲み比べる楽しみも

IB BREWINGは代表の西原総司さんとヘッドブルワーの藤戸淳平さんが始めたクラフトビールのブランドです。IchiBara(市原)のIとBを名前に付け、地元で永く愛されるビール作りを目指しています。
IB BREWINGのビールには、定番の『Sunflower White』『Honey Hoppy IPA』『Pomelo Hazy IPA』の3種類に、月1回のペースでリリースされる限定ビールの4種類があります。

ヒマワリの絵画のラベルが印象的な『Sunflower White』は、ブルワリーを代表するビール。食前に飲むことをイメージし、口当たりがまろやかでホップの香りよく、味わいも軽め。ローストしたヒマワリの種を加えてほんのりと香ばしい味わいを添えて、クラフトビール初心者や女性にも人気です。『Honey Hoppy IPA』は、蜂蜜を加えることで苦みと甘みが増しより深い余韻を表現しました。しっかりとした苦みと後味のほのかな甘さが料理の味引き立て、スパイシーな料理との相性は抜群。『Pomelo Hazy IPA』は、香り付けにグレープフルーツを含む柑橘の皮を使い瀬戸内らしさを込めました。爽やかでほろ苦く甘すぎないスッキリとした香味が特徴で、チーズケーキやナッツとの相性も良く、食後にゆっくりと過ごしながら味わいのビールです。また限定リリースは、旬の原料や人との出会いから生まれるものがほとんど。彼らの“今”を味わえる貴重な一杯になっています。

世界中の人と同じ時間を共にする つながりを生むのがビールの魔力

世界中の人と同じ時間を共にする つながりを生むのがビールの魔力

IB BREWINGが誕生したのは2022年2月。13世帯しか住まない限界集落の市原で、彼らが醸造所を構えた道のりには多くの出会いがありました。
西原さんは22歳、藤戸さんは25歳と若い2人が、クラフトビールに魅せられたのは、海外を旅した経験があったから。西原さんはアフリカ11カ国を陸路で縦断し、藤戸さんは世界40各国を周遊しました。違う場所でそれぞれの経験を重ねた彼らに共通したのが、ビールとの思い出でした。

言葉が通じず日常会話にも困る旅で救いになったのが、現地の人と交わすビールだったのです。西原さんは「ビールは世界中どこへ行っても手頃な価格で提供され、多くの人が親しんでいる飲み物です。知り合いもいない土地で、まず訪れたのは現地の人が集う酒場でした。ビールを飲みながら会話を重ねるうちに、そこは言葉も国も超えた国際交流の場になっていったんです。」と振り返ります。「人とのつながりを生むビールの魔力に魅せられました。いつしか、そんなビールを自分で生み出したいと思うようになりました」と話す藤戸さんは、ビール造りを学ぶためにベトナムにも渡りました。

西日本豪雨災害のボランティアで 訪れた集落と再び出会う

西日本豪雨災害のボランティアで 訪れた集落と再び出会う

海外を拠点にしていた2人でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を機に日本へ戻ることに。予想外の事態が2人を再会させてくれました。「もともと知人を通じて知り合ってはいたんです。僕がクラフトビールのECサイトの立ち上げを考えていたときに、藤戸がクラフトビールを作りたがっていると聞いて頻繁に会うように。そこから一緒に会社を興して、醸造所を作る場所を探し始めました」。

市原にあるブルワリーは、築70年の古民家を自らリノベーションしたもの。この古民家との出会いもまた、西原さんと市原集落との再会がきっかけでした。2018年の西日本豪雨災害で大きな被害を受けた市原集落。西原さんは災害ボランティアとして、出身地である横浜から駆け付け、土砂の撤去作業などを手伝いました。その後もボランティアで出会った人との交流は続き、西原さんが醸造所の場所を探していることを知った人からこの家を紹介されました。災害で家族を亡くし市原集落を離れてしまった家主と交流を重ねるうちに、2人は「悲しい思い出も包み込み再びこの地と関わる、そんな心の復興の一助なれば」とこの土地での創業を決意しました。彼らの思いを聞いた家主も「若い人の夢が叶い、集落の復興にも役立てるなら」と快く協力を申し出てくれ、古民家は醸造所として新たな役割を担うようになりました。

表現の自由さがクラフトビールの魅力 物語があるビールづくりを目指す

表現の自由さがクラフトビールの魅力 物語があるビールづくりを目指す

「クラフトビールの魅力は自由に表現できること」と藤戸さんは語ります。ビールのレシピを考えるときは、どんな人がどんな時に飲むのか、そのシチュエーションに合うビールに求められる味わいを、と細部にわたり設計をしているのだとか。レシピに合わせ藤戸さんが世界中の原材料から厳選した麦芽やホップと、市原で出会った素材に原地区の水と野呂川の地下水を合わせた仕込み水を組み合わせてビールの個性を表現します。

市原で2人が作るからこそ表現できるビールで目指すのは、世界中の人たちと同じ時間を共有しコミュニケーションが取れるビールを作ること。ラベルにもアーティストMINAの印象的な絵画を使い、彼らの世界観を表現しています。「ラベルを文字やイラストのロゴではなく絵画にしたのは、言葉や文化を超えて共感できる力があるから。ラベルから自然と会話が生まれ感情が動くことで、人と人の温度が1℃でもあがるきっかけになれば、という思いを込めました」と2人は話します。
壮大な山々に囲まれ、すぐ横を綺麗な野呂川が流れる。この自然豊かな集落から彼らが生み出すビールを片手に誰かと語り合う、そんな時間を過ごしてみませんか。

IB BREWING

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