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御幸のお好み焼|竹原焼

  • # グルメ
  • 写真:御幸のお好み焼|竹原焼
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唯一無二の「竹原焼」が話題!冷凍お好み焼も大ヒット

お好み焼店は数多くありますが、酒粕を生地に練りこんだお好み焼はなかなか出合いません。『御幸』では、地元竹原の酒蔵の酒粕を生地に練りこんだ「竹原焼」を考案。広島のお好み焼のイメージとは全く異なる1枚に、食べた人、皆が驚きます。また、近年は「日本一美味しい冷凍お好み焼」を目指し、冷凍お好み焼にも注力。これまでの冷凍お好み焼の概念を覆すクオリティの高さで評判です。

「故郷の味」と、三世代に渡り愛され続けるお好み焼店

「故郷の味」と、三世代に渡り愛され続けるお好み焼店

地元竹原で50年以上愛され続けているお好み焼店『御幸』。御幸流の焼き方は大阪でお好み焼を学んだ初代店主の妻(現店主のお母様)が広島に店を出すなら広島のお好み焼を、と自己流で焼いてみた、というのが始まりです。何よりの特長は300度を超える高温の鉄板を使った豪快な焼き方。広島県内でもここまでの高温の鉄板を使う店はほぼ無いだろうと二代目店主の片山修司さんは話します。高温だからこそ中華料理のように素早く均一に食材に火を通すことができ、旨味を瞬時に閉じ込めます。調理時間も一般的な広島のお好み焼が出来上がるまでに要す時間の半分、7~8分しかかかりません。短時間調理だからこそ、食材の食感も活かされ、なおかつふっくらふわふわの1枚に焼き上がるのです。

「最後の一口まで美味しく」をテーマに、使う食材は国産キャベツ、新鮮な卵、良質の豚肉を取り寄せています。キャベツは手切り、ラードを極力使用しないため、香りも良く、ヘルシーで後口あっさり。ボリューム満点なのに、ペロリと食べられてしまう軽さも魅力です。調理の途中にかける門外不出の秘伝のスープがまた美味しさを引き立てます。店内はあえて昭和のまま。一歩入ると想い出が蘇り、「故郷の味」が食べられると多くのファンを持ちます。

酒粕入りの「竹原焼」の誕生。銘柄や時期で味が異なるのも出合い

酒粕入りの「竹原焼」の誕生。銘柄や時期で味が異なるのも出合い

2009年、修司さんは竹原の町を盛り上げたいとご当地焼「竹原焼」を考案。竹原は古くからお酒や塩で栄えた町です。何かその素材を使った新メニューを、と考えた際に、地元竹原の純米吟醸酒の酒粕を混ぜ込んだ生地を使って焼くことを閃きます。ただ、やはり生地と酒粕の配合に悩まされます。また、酒粕入りの生地は非常に焦げやすく、『御幸』のような高温の鉄板だとなおさら。火加減を何度も試行しました。そして酒粕入りの生地に合う具材選びも重要でした。

具材はうどんがベター(そばも可能)。卵は入れず、隠し味に同じ発酵食品で相性の良いチーズを入れることに決めました。うどんのモチモチ感、チーズの風味と塩味、ふわりと香る酒粕、その絶妙なバランスに食べた人は皆「美味しい。これまで食べたことのないお好み焼」と唸ります。そう、広島のお好み焼のイメージとは全く異なるお好み焼なのです。また、「山芋が入っているの?」と聞かれることも。「想像以上にモチモチの生地だから、よく山芋入りだと思われますが、入っていません。これが酒粕の力なのかなと」と修司さん。「面白いのは同じ酒粕でも銘柄や時期により、酸味があったり甘みや苦みが増したり、その時々で味わいが変わってくることです」と奥様の片山京子さん。今日出合った「竹原焼」は、どこにもない1枚なのです。

親族の言葉、冷凍機の進化。「神」容器との出合い…新たな道へ

親族の言葉、冷凍機の進化。「神」容器との出合い…新たな道へ

そして、今、注力しているのが「冷凍お好み焼」です。もともと、冷凍に対しては良い印象をもっていなかったという修司さん。きっかけはコロナ禍に京子さんの双子のお姉さんが「広島へ行くことができないので、『御幸』のお好み焼を送ってほしい」というお願いでした。「美味しくないだろうけれど、家で冷凍して送ったんです。そうしたら、義姉から凄く美味しかったよと。またお願いしたい、と連絡があったんです。びっくりしました」と話す修司さん。これを機に冷凍お好み焼について、考えるようになります。「コロナ禍だったことも大きいです。これからどう店を切り盛りしようかと思っていたので、考えてもいなかった冷凍もありかもと思ったんです」と修司さんは話します。そこから夫婦で冷凍機について勉強を重ね、近年の冷凍機の性能の良さにまた驚くのでした。

2022年春、瞬間冷凍機を導入し、初めて作ったお好み焼はクラウドファンディングで、3枚入り300セットを20日間で完売。「多くの方に『美味しかったよ!』『遠くにいても焼き立てを食べられる!』との声をいただき、私達がやろうとしていることは間違ってなかったね、と夫と感動し喜び合いました」と京子さん。ただ、電子レンジで温める時に、他社も同じですが、どうしても生地がベタベタになってしまいます。応援してくださった方々のためにも、もっと店の出来立ての味を、美味しさを届けたいと悩んでいたところ、株式会社シンギの発売前の「バガスモールドお好み焼容器」に出合います。バガスモールとはサトウキビの搾りかすを使ったエコ容器。高温の鉄板で焼いたお好み焼をがっちり受け止めてくれ、時間が経過してもお好み焼をダレさせない、焼き立ての味わいをキープする「神」容器でした。「冷凍お好み焼を発売するなら、この容器じゃないと発売したくないと思わせるほどで、実際、容器完成まで販売を待ちました」と京子さん。

冷凍とは思えない美味。ソースの香りもたまらない

冷凍とは思えない美味。ソースの香りもたまらない

2022年秋、容器も調い、念願の冷凍お好み焼の販売を開始します。発売当初は、営業をしても担当者から良い返事をもらえることはありませんでした。「こんな小さな店が冷凍のお好み焼を食べてくださいって言っても…ライバルも多いですからね」と半ば諦めていたと話す修司さん。ただ、試食をしてもらうと担当者の態度も一変。「ある店の担当者は、うちの商品を電子レンジで温めていた時に、ソースの香りがしてきて、そういうのが初めてだったと。そして冷凍とは思えないほど本当に美味しかったです、とわざわざ電話をかけてこられてすぐに取引が始まりました」と満面の笑みで話す京子さん。高温での短時間調理、こだわりの容器、劣化を防ぐため冷凍後、さらに真空包装を行うなど、一つひとつ心を込めての手作業。手間ひまかかっても、コストがかかっても美味しさを届けるために妥協はしません。その揺るがない信念から、今では取引先も増え、全国へ「竹原焼」ほか『御幸』のお好み焼を届けています。お二人は「冷凍お好み焼を食べてくださった方が広島、竹原を訪れ、『御幸』のお好み焼とともに町の魅力に触れてくださることが、私達にとって大きな喜びです」と話します。

御幸:広島県竹原市中央5丁目9−1

購入は福屋オンラインストアから アイコン:買い物カート

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