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PEAceNUTS Café
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世羅の自然が育んだ ピースなピーナッツ=PEAceNUTS!
世羅郡世羅町にある「ReSEED農園」。たくさんの美味しい野菜を作っているこの農園の目玉野菜が、PEAceNUTSと名付けられた落花生。「みんながピースな日々を送れるように」という願いが込められています。いわゆる普通の落花生の倍ほどもある大粒の落花生です。「おおまさり」という品種で、粒が大きく甘みが強いのが特徴です。この自慢の落花生を香ばしく煎った煎り落花生と、落花生を皮ごと粗挽きしてたっぷり練りこんだクッキー「ピースナッツクッキー」のセットを特別に作りました。原材料は小麦粉、バター、砂糖、ピーナッツのみの素朴でコクのあるクッキーは、コーヒーとの相性も抜群です。

教え子たちが働きたいと 思える場所を作りたい
「ReSEED農園」の農園長であり、「PEAceNUTS Café」の代表の森澤祐佳さん。世羅町の農園と、焼山にあるカフェを行き来する生活を送っています。呉市で生まれ育った森澤さん。「子どもが好き」「教えることが好き」なことから、小学校の先生を志し、世羅にある「世羅西小学校」に赴任しました。そこで目の当たりにしたのは、世羅の人口流出問題でした。

豊かな自然に恵まれた場所で、農業が盛んでありながら、次の世代が農業を継がないし、親も継がせようとしないという現実。子ども達は、働く場所がないから、と仕方なく都会に出て行ってしまう…。森澤さんは、歩んでいた、大好きな「小学校の先生」という夢の道から降り、新しい夢の道を歩き出す決心をしました。それは、大切な教え子達が大人になった時、世羅に帰ってきて働きたいと思える企業を作ること。

お揃いのツナギとキャップで 目指すは新しい3K
「“キツイ・汚い・稼げない”の3Kではなく、新しい3K、“かっこいい・革新的・稼げる”の農業を目指しています。まずは外見も大事!と、オシャレなツナギとキャップをユニフォームにして、お揃いで身につけています」と笑う森澤さん。野菜を作るだけでなく、その野菜を加工し、販売、また、直接味わっていただくカフェを営業する。

働く人たちは、世羅と焼山を行き来しています。「やっぱり、週5日農業をやるのはしんどいんです。体力的にも精神的にも。でも、週3日なら頑張れる。あとの2日は商品を作ったり、カフェで接客をする。自分が作った野菜を食べてくださっているお客様と直に交流することができるのは良い励みになるんです。自社だけで6次産業化できれば、きっと若者達は帰ってこれるはず」と森澤さんは話します。

家庭の火力でお店の味 ReSEED農園の野菜を堪能できるピザ
そうして夢に向かって進んでいた森澤さんたちを襲ったのがコロナ禍でした。カフェの営業を制限せざるを得ない中で、カフェで人気だった農園の野菜をたっぷり使った自家製ピザを、自宅でも味わってもらえる、冷凍ピザの開発を始めました。野菜の大きさや生地の厚さ、火の入れ加減など試行錯誤し続け、家庭の火力でも美味しく食べてもらえる冷凍ピザを完成させました。

現在15種類ほどあるピザの中から、人気の「ReSEED農園の彩りピザ」「HAPPYマルゲリータ」「照り焼きチキンピザ」の3枚をセットにしたピザセット。スタッフが手ごねし、伸ばしている生地は、縁はパリッと、中はもちもちのタイプ。お家でのパーティにも最適です。

人との出会いが人生を豊かに 毎日を楽しんで生きること
森澤さんが小学校の先生を辞職し、農業の道に飛び込んで10年。初めて、当時受け持った教え子が「先生のところで働きたい」と申し出て、働いてくれるようになりました。「途中でくじけそうになったりもしたけれど、10年頑張ってきたことが報われた、と思った瞬間でしたね。

教師が天職だと思っていたけれど…、子ども達との出会いが私の人生を変えてくれました。そのあと、賛同してくださる方にもたくさん出会えて…。結局、人との出会いが人生を変えて、豊かにしていくんですよね。あとは自分が何事も楽しむことですよね。農業も起業も、毎日楽しんでいます!」森澤さんたちの夢の道は、これからも続いていきます。
呉市焼山三ツ石町1-9

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